#文化

大津市在住・直木賞作家、今村翔吾さんが語る”まちの書店の魅力”とは

2025年10月01日

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本があなたを待っている!
作家・今村翔吾さんが語るまちの書店の魅力

季節は、読書の秋。ときにはゆっくりと、本に触れる時間を楽しんでみませんか?
今回は、滋賀県大津市在住で、作家であり書店の経営者でもある今村翔吾さんに、まちの書店で出会う本の魅力についてお話をうかがいました。まちの書店ではきっと新たな出会いが待っています。

Profile 作家 今村 翔吾 さん
1984年生まれ、京都府出身で大津市在住。2022年、『塞王の楯』で第166回直木賞を受賞。今年7月には『幸村を討て』で第13回大阪ほんま本大賞を受賞。また、大阪府箕面市の書店を事業承継した『きのしたブックセンター』など全国3店舗の書店経営を行う。

リアルな場所での体験が思い出となる

子どもの頃は、祖父母とよく近所の書店を訪れた記憶があります。好きな本を自由に選び、カバンいっぱいに詰めて帰るその体験は、今も心に残る祖父母との大切な思い出です。ネットが普及している今だからこそ、県民の皆さんにもぜひ、現地に行くことで得られるリアルな体験をしていただきたいです。

書店が映す社会の「今」

もう一つの書店の魅力は、そこに並ぶ本を通じて「今の世の中」が見えることにあります。たとえ小さな書店でも、その空間に集まる本は今注目されている情報の集積です。だからこそ、実際に足を運ぶことで本を通じて社会や経済の動向を感じ取ることができます。本だけでなく、新たな世界や視点と出会える場所が書店なのです。

あなたのための本がある

よく書店を訪れる方でも、書店の中の普段行かないジャンルに足を運んでみてほしいですね。「こんな本、誰が読むの!?」といった新たなジャンルとの出会いが楽しめると思います。それはもしかしたら自分が読むための本なのかもしれない。一歩踏み入れるとニッチな本が世の中には溢れているので、あなたのための本もきっとどこかにあります。滋賀県で何かやってほしいという声もよくいただくので、県民の皆さんと本の出会いのために私も尽力していきたいです。

広報誌「滋賀ラプスワン」には他の記事も掲載記事

この記事は、広報誌「滋賀プラスワン」2025年秋号に掲載記事です。広報誌「滋賀プラスワン」2025年秋号の記事一覧はこちらから御覧ください。

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