
醒井養鱒場の「さかな学習館」で、世界にここでしかいないコバルトカラーのビワマス「コバルトビワマス」の展示を行っています。
コバルトビワマスとは?
- コバルトマス(※1)は数万から数十万のマス類の稚魚の中から突然変異で生まれる、全身鮮やかなコバルト色のとても珍しいマスです。
- 昨年の夏には世界初としてコバルトビワマスを屋外の飼育池で展示していましたが、行方不明となっていました(動物の捕食と推測)。
- 今般、醒井養鱒場で種苗生産をしている次世代のビワマスの中から昨年の秋に生まれた中からの1尾が現在約15センチに成長しており、「さかな学習館」展示室の水槽で間近に見ることができます。
- また、そのとなりでは鱗が透けて体がピンク色に見える「透明鱗(とうめいりん※2)ビワマス」も展示しています。
- コバルトビワマスや透明鱗ビワマスを見ることができるのは、琵琶湖固有種ビワマスの養殖用種苗生産を行っている唯一の養魚場である滋賀県醒井養鱒場のみです。
※1 コバルトマス-頭部の脳下垂体がないために、このような外見になると言われ、ニジマスやアマゴでもごくまれに見られます。
※2 透明鱗-突然変異で鱗の色素がなく、体が透けて見える。メダカやコイ科の魚でも見られる。
◆展示会場
滋賀県醒井養鱒場(米原市上丹生)
・北陸自動車道米原インターチェンジから東へおよそ10分
・JR東海道線醒ヶ井駅から渓谷を眺めながら歩くと約50分
滋賀県醒井養鱒場について
明治11年(1878年)に設立された日本でも有数の歴史を誇るマス類の養殖場です。
鈴鹿山脈にそびえる霊仙山の麓にあり、鍾乳洞から湧き出る水を利用しています。
飼育魚数:約100万尾(ニジマス・イワナ・アマゴ・ビワマス)


◾️問い合わせ先
滋賀県庁 水産試験場 醒井養鱒場
電話:0749-54-0301
Email:gf30@pref.shiga.lg.jp
◾️MAP