
「教えて!クイックアンケート」第6回目のテーマは、「ビワイチ」。
琵琶湖沿いなどで良くみかけるサイクリスト。
琵琶湖の楽しみ方のひとつとして定着しつつありますが、県民の皆様はどう思っているのかを聞いてみました。
今回も、寄せられたご意見に対して、県からのレビューも掲載しています。

みなさんのご意見
「やったことある!」という方のご意見
・達成感が最高。
・ぜひ全国からビワイチを体験しに来て欲しい。一昔前より断然走りやすくなっていると思う。
「やったことないけど、やってみたい」という方のご意見
・自転車で走ると、車では分からない発見がある。
・スポーツと地元とが一体化していることが魅力だと思う。興味のなかったことが、別の入り口きっかけで繋がる面白さがあると思う。
「観光振興につながっていて良いと思う」という方のご意見
・自転車専用道路をたくさん作って欲しい。現状、車の妨げになっている。
・自転車用のスペースが無いのに無理やり自転車ラインを書いている様な場所があり 危険やなぁ、と感じた事あり。取組は良いと思います。
「自転車が走っている風景を見ると、滋賀らしいなと思う」という方のご意見
・富士山登頂みたいに一生一回はビワイチともっと広がると良いですね。
・滋賀は自然にあふれた地域であるとおもわれる。
「あまり関心はない」という方のご意見
・自転車をのる自信がない。
・車道を自転車が走るのは危険。自転車道を整備すべき
「その他」という方のご意見
・事故の元 危険極まりない
・子育てしやすい環境が先決!と、思います。
滋賀県 ビワイチ推進室・道路保全課からのレビュー

商工観光労働部
観光振興局ビワイチ推進室
中野 秀人 室長(右)
土木交通部
道路保全課
歩行者・自転車安全係
辻 健 主幹兼係長(左)
今回のアンケートでは、自由回答でたくさんの具体的な意見をいただきました。
その中でも、自転車が安全安心に走行することができ、また車の通行にも影響のない道路の整備を求める意見を多数の方からいただきました。
ビワイチは、琵琶湖の湖岸にある道路を通るコースが中心ですが、幹線道路でもあることから、大型車を含む車の交通量が多い区間も存在します。
そこで、滋賀県では、自転車は車道走行が原則ではあるものの、家族連れなどの一般向けには安全な空間確保が重要であると考え、走行レベルに応じたルート設定・環境整備を進めることとしています。
具体的には、初級・中級者の家族連れを対象とした「低速コース」とアスリートなどを対象とした「上級コース」の2つのルートを設定しています。
「低速コース」は、歩道の部分を自転車が通行できる「自転車歩行者専用道路」に指定したり、交通量が多い区間を避けたルートを設定したりすることで、より安心して走行できる整備を行っています。
また、「上級コース」は車道を走ることになりますが、交通量の多い区間では、自転車と車の接触の恐れがあるため、車道を拡幅して「自転車通行帯」を整備する工事を順次進めています。これまでに約33㎞の整備が完了しました。
一方で、こうした道路環境の整備についての評価もいただいた中で、健康増進や達成感などのビワイチ体験の素晴らしさや、ぜひやってみたいとの御回答もいただきました。
11月8日・9日には、県内4か所に「エイドステーション」と呼ばれるサイクリストのための特設休憩所を設置いたします。飲料、補給食の無料配布やキッチンカーの出店、ビワイチ商品の販売等を行い、あわせて、サイクリストのマナー向上や交通安全の啓発も実施します。
県では、こうしたイベントを通じてビワイチの魅力を発信することで、ビワイチ体験者層を広げ、地域住民の方々との交流を促進しながら、ビワイチを滋賀の文化として発信し、観光振興にもつなげていきたいと考えています。
もちろん、こうしたビワイチ振興には、アンケートの御回答にもあったサイクリストのマナーや、交通安全意識の向上が不可欠と考えています。そこで、自転車と歩行者や自動車が、互いに配慮するビワイチを進めるための啓発活動を継続的に進めています。
道路環境の整備、自動車やサイクリストの意識向上には時間がかかりますが、引き続いて、自転車・自動車の双方が安全で快適に走行できるビワイチを実現するため、道路整備や安全啓発を進めてまいります。
