「花まんま」物語とともにめぐる 滋賀の魅力・再発見！（2025年春号）

1. 醒井

醒井では、フミ子が記憶を頼りに町中を彷徨うシーンが撮影されました。
醒井は、中山道の宿場町として栄えた町で、醒井の地名の由来ともなった「居醒の清水」を源流とした地蔵川の流れに沿って、今も風情ある町並みが続いています。

【醒井】
JR醒ヶ井駅から徒歩約10分

2. 彦根港

彦根港では、俊樹と太郎（フミ子の婚約者）が彦根にいるフミ子を車で探しに行く途中、休憩するシーンが彦根港で撮影されました。
彦根港からは、琵琶湖八景のひとつ竹生島をめぐる観光船が運航されています。

【彦根港】
JR・近江鉄道彦根駅から徒歩約30分/またはシャトルバス約8分（オーミマリン彦根港の利用者に限る）

3. 近江鉄道　日野駅・高宮駅

映画中、近江鉄道 日野駅は「彦根花室駅」として登場します。
フミ子が彦根花室駅に到着し、立ちすくむシーンが撮影されました。
また、高宮駅では幼少期の俊樹とフミ子が電車に乗るシーンが撮影されました。

映画でも登場し、地元の人たちに（走る音から）“ガチャコン”の愛称で知られる近江鉄道。
ロケエピソードなどをお聞かせください。

有村さん：駅での撮影は、学生の方々が利用される時間帯でした。親御さんが駅にお迎えに来ていらっしゃって、みんなで子どもたちを守っている町だなと感じました。

4. 彦根城

彦根城では、」俊樹と太郎（フミ子の婚約者）が彦根にいるフミ子を車で探しに行くシーンが撮影されました。
国宝・彦根城は、春の梅・桜、夏の深緑、秋の紅葉、冬の雪化粧と、四季折々の美しさを楽しめます。

【彦根城】JR・近江鉄道彦根駅から徒歩約15分

Q 鈴⽊さんは世界遺産がお好きと伺いました。映画でも登場する彦根城ですが、彦根城を訪問されたことはありますか。感想をお聞かせください。

鈴木さん：過去、ロケで滋賀県に行った際に、撮影が休みの日に彦根城に行きました。日本の城で天守が現存しているというのは本当に珍しいので、ぜひ世界遺産登録を目指して頑張ってほしいです。また、彦根城を訪れる皆さんには、井伊直弼が出世する前に過ごしていた場所「埋木舎」をおすすめしたいです。

ストーリー

「花まんま」それは、⼤切な⼈に贈る⼩さな花のお弁当。⼤阪の下町で暮らす⼆⼈きりの兄妹。兄・俊樹は、死んだ⽗と交わした「どんなことがあっても妹を守る」という約束を胸に、兄として妹のフミ⼦を守り続けてきた。妹の結婚が決まり、親代わりの兄としてはやっと肩の荷が下りるはずだったのだが、遠い昔に⼆⼈で封印したはずの、フミ⼦の〈秘密〉が今になって蘇り・・・