Profile 井上麻子さん
滋賀を拠点に活躍するラジオパーソナリティ。県域FM局をはじめ、多数のラジオ番組やイベントMCとして幅広く活動。現在は大津市在住。
滋賀の観光といえば、真っ先に思い浮かぶのは琵琶湖。
でも、湖の上から景色を眺めることは、意外と少ないのではないでしょうか?
いつもと同じ山並みも、見慣れたはずの街も、湖上から眺めると不思議と新鮮に見えてきます。
今回は、滋賀を拠点に長年活躍するラジオパーソナリティ・井上麻子さんと一緒に、琵琶湖クルーズを体験しました。
観光にも移動にも使える、琵琶湖ならではの楽しみ方をたっぷりお届けします。
滋賀を知り尽くした案内人と、大津港へ
麻子さんとの待ち合わせは、京阪・びわ湖浜大津駅。
そこから、琵琶湖の玄関口「大津港」までは歩いてすぐです。


井上麻子さんは、FM滋賀の開局間もない頃から活躍するパーソナリティ。イナズマロック フェスでは開演前のDJショーを担当するなど、滋賀のさまざまなシーンでおなじみの存在です。県内の話題にもとても詳しく、一緒に歩いているだけで自然と滋賀トークが始まります。
「ここに新しい琵琶湖文化館が誕生するんですよね」と麻子さん。2027年に大津港横にオープン予定の新施設の話から、かつては京都の玄関口だった大津港の歴史まで、歩きながら話はどんどん広がっていきます。


出港の瞬間、「うみのこ」とばったり!
大津港に近づいたとき、ちょうど出港していく船に出会いました。「うみのこ」です。
「うみのこ」は、滋賀県の小学5年生が琵琶湖の上で過ごす体験学習の船。デッキから元気よく手を振る子どもたちの笑顔に、思わず手を振り返してしまいました。
「あの子たちもきっと、一生忘れない体験をするんでしょうね」と麻子さん。滋賀の子どもたちにとって、琵琶湖は広い教室でもあります。


ミシガンに乗って、いざ出港!
今回、麻子さんと乗船するのは「ミシガン」。
大津港を拠点に琵琶湖の南湖を周遊する観光船で、1982年の就航以来、琵琶湖を代表する遊覧船として親しまれてきました。
異国の雰囲気を感じさせる外観は、乗り込む前から旅気分を高めてくれます。
「今日で15回目の乗船なんです」と話す麻子さんに、ミシガンパーサーも驚きを隠せない様子。
出港のドラを3回叩いて「いってきま〜す!」
60分の湖上クルーズが、いよいよ始まります。


360度、琵琶湖が広がる4階デッキ
まず向かったのは、最上階の屋上デッキ。見渡せば、360度の大パノラマが広がります。
船の進行方向に合わせて、麻子さん節が炸裂。
「あそこに見えるのが『びわ湖大津館』。昔の琵琶湖ホテルですね。最近、国宝のロケ地として話題でね。あそこの大広間が大正ロマン風ですごいおしゃれで、いつかなんかやりたいなと思ってるんです」
その後も、次々と滋賀の話題が飛び出します。
ボートレースびわこ、坂本城跡、近江八景から、西川貴教さんの話まで、話は尽きません。
比叡山や琵琶湖大橋も、湖上から見るとまた違った表情に。
岸から見ているだけでは気づかなかった滋賀の魅力が、湖の上からなら一度に見渡せる。それがミシガンクルーズの醍醐味のひとつです。


「湖上移動」が、新しい滋賀の楽しみ方に
滋賀では、そんな湖上の景色を楽しみながら移動できる、琵琶湖の定期航路が、さまざまな形で少しずつ広がっています。
まず、2025年4月に運航が始まった「LAGOクルーズ」。大津港とにおの浜観光桟橋(LAGO大津)を結ぶルートと、におの浜観光桟橋と草津・烏丸半島港(琵琶湖博物館)を結ぶルートの2航路があります。片道から乗れて、予約不要で気軽に利用できるのが魅力です。車での移動とは違う、湖面を渡る風や波の音を感じながら、目的地へ向かえます。
さらに、草津・烏丸半島港とおごと温泉港をつなぐ「琵琶湖博物館クルーズ」も運航中。いずれも2026年は4月からの運航が予定されています。


そして、もうひとつ注目してほしいのが「びわ湖疏水船」。明治時代に造られた琵琶湖疏水を船に乗って通ることができる、大津から京都・蹴上をつなぐ航路です。
琵琶湖疏水といえば、第一隧道をはじめとした施設が2025年に国宝にも指定され、ますます注目が集まっています。
春の桜、秋の紅葉の季節は満席になるほどの人気ぶりで、滋賀と京都をつなぐ歴史ある水路を船で体感できる、特別な船旅です。


「琵琶湖を渡って、目的地に着く」
そんな移動のかたちが、少しずつ現実のものになってきています。
観光でも、ちょっとしたお出かけでも。湖上移動という、滋賀ならではの新しい選択肢を、ぜひ試してみてください。
びわ湖グルメやショーで楽しむ、唯一無二の時間
ミシガンクルーズの楽しみは景色だけではありません。ミシガンバーでは、予約不要でグルメも楽しめます。
琵琶湖の魚・ビワマスとブラックバスのフライを挟んだ「びわ湖ドッグ」、琵琶湖の湖面をイメージした「びわ湖ソーダ」など、ここでしか味わえないメニューが揃っています。
湖風を感じながら食べると、いつも以上においしく感じます。


クルーズの後半は、ミシガンパーサーによる音楽ライブも楽しめます。楽しげな演奏をBGMに琵琶湖を眺めていると、「滋賀ってええとこやな」としみじみとつぶやく麻子さん。
「毎日、琵琶湖の色って違うんですよ。日本海のような冬景色だったり、エメラルドグリーンが広がる夏だったり。虹がたくさん出現するのも琵琶湖の魅力。気軽にちょっとした旅気分を味わえるのが、いいですよね」


湖の上で見つける、新しい滋賀
大津港に戻ってきたとき、「もう終わり?」と感じるほど、60分はあっという間でした。
「琵琶湖は365日、表情が違いますから。どんな景色でも琵琶湖は琵琶湖で、いつも最高です」と麻子さん。琵琶湖愛が全開です!
「船で観光するって、琵琶湖ならではの旅の楽しみ方だと思います」とも。
観光にも、移動にも。琵琶湖クルーズは、そんな滋賀の新しい楽しみ方を教えてくれます。
ぜひ一度、湖上からの景色を体験してみてください。


