Profile 天華えまさん
滋賀県出身。2012年に宝塚歌劇団に入団。星組に配属され男役スターとして数々の作品に出演。2023年『Stella Voice』主演、2024年に『RRR×TAKA”R”AZUKA〜√ Bheem〜/VIOLETOPIA』で宝塚歌劇団を退団。退団後はディナーショー、舞台『めいぼくげんじ物語 夢浮橋』に出演。今後もミュージカルレビュー『TARKIE〜伝説の女たち〜』、舞台『全員犯人、だけど被害者、しかも探偵』と出演が決まっており、今後の活躍が期待される。
大津市の湖畔に佇む、滋賀県立芸術劇場「びわ湖ホール」。目の前に琵琶湖が広がる絶好のロケーションが魅力の滋賀随一の劇場です。
しかも、オペラ公演の制作は国内トップレベルなんだとか!
そんなびわ湖ホールの舞台裏へ、滋賀県出身の俳優・天華えまさんと一緒に案内してもらいました。
15年ぶりにびわ湖ホールへ


宝塚歌劇団で男役スターとして活躍した天華えまさんは、滋賀県近江八幡市出身。じつは幼少期に習ってたバレエで、びわ湖ホールの舞台には何度も立ったことがあるそう。
滋賀県の公式キャラクター「うぉーたん」にもずっと会いたかったという滋賀愛あふれる天華さんと、びわ湖ホールの魅力に迫ります。
動画では、15年ぶりのびわ湖ホールの舞台で熱唱する一幕もあるので、ぜひチェックしてみてください!


最初に天華さんが案内されたのはびわ湖ホールのメインロビーです。誰もが自由に訪れられる無料エリアで、月に1回程度、ここでロビーコンサートも開催されています。
琵琶湖を眺めながら音楽に浸れる贅沢な空間です。
その先に続くホワイエでも、大きな窓ガラスいっぱいに琵琶湖の景色が広がっています。「きれい!ここで一日過ごせますね」と天華さんも感激!
滋賀ならではのロケーションがびわ湖ホールの魅力のひとつです。
生音に定評あり!大ホールで、びわ湖ホールクイズ第一問
ホワイエで天華さんが対面したのが、滋賀県イメージキャラクター、水の妖精「うぉーたん」と、滋賀県文化芸術振興課の井田さん。2人から、びわ湖ホールクイズの出題です。

第1問 びわ湖ホールでは何の自主制作に力をいれている?
A オペラ
B 歌舞伎
C フィギュアスケート
正解は「A オペラ」!
びわ湖ホールの自主事業で作られているオペラは、国内トップクラスの実力を誇ります。


とくに音の響きに定評がある大ホールは、間口が狭く、天井が高く設計されています。間口が狭いことでオペラ歌手の声が壁に反射して客席の後ろまで音を飛ばし、天井が高いことで音の残響成分が上から降ってくる構造です。


他にも、音の反射率を考慮して壁材と床材で別の木を使用するなど、生音へのこだわりは細部にまで!
そのおかげでステージから4階席までマイクなしでも声が届きます。
15年ぶりにびわ湖ホールのステージに立った天華さんも、アカペラで大ホール全体に響きわたる生歌を披露してくれました。


びわ湖ホールの舞台がすごいと言われるのは音へのこだわりだけではありません!舞台転換をスムーズに行うための、さまざまな仕掛けもすごいんです。
そのひとつが「周り盆」。直径16mの巨大な回転床で、舞台上の風景を瞬時に変えることができます。
そして、18m×18mの舞台床そのものが奥や上手、下手、さらには地下の奈落へと移動できる「4面舞台」。主舞台・奥舞台と両袖に同じ広さの舞台があるので、シーンに合わせて舞台上の景色が一瞬で変わり、観客を物語の世界へ引き込みます。
このような世界水準の舞台機構があるから、海外のオペラ舞台もそのまま再現できるんですね。
驚きの事実が発覚!小ホールで、びわ湖ホールクイズ第二問
続いて向かった小ホールでも、うぉーたんがクイズを持って待ち構えていました。

第2問 小ホールのステージ位置の高さは?
A 琵琶湖の湖面よりも高い
B 琵琶湖の湖面よりも同じ
C 琵琶湖の湖面よりも低い
正解は「C 琵琶湖の湖面よりも低い」!
じつは湖水面よりも下に小ホールが設計されているんです。これは驚きの事実です!


この後は、普段は公開されていない楽屋や搬入口も案内してもらいました。
楽屋は大小合わせて16部屋。オペラの演目だと出演者が70人を越えることもあって、それでも足りないこともあるのだとか。
通路もドレスを着たままでもすれ違いやすいよう、広く設計されています。
なんの形がモチーフ?展望デッキで、びわ湖ホールクイズ第三問
最後は琵琶湖が一望できる展望デッキへ。
ここで、びわ湖ホールシアターメイツ特別顧問にゃんばら先生を迎え、気になっている人も多い、びわ湖ホールの外観についてのクイズです!

第3問 びわ湖ホールの特徴的なカタチは何をモチーフに設計された?
A 琵琶湖に浮かぶ帆船
B 縦に切ったカマボコ
C 琵琶湖で採れた2枚の貝殻
正解は「A 帆船」!


設計時は帆船をイメージしたようですが、湖畔に羽を休める白鳥や、貝殻など、見る人によってさまざまなイメージができるのもびわ湖ホールの魅力。
これからも滋賀のランドマークとして、長年愛される施設となることでしょう。
「滋賀に育ててもらったと思ってるので、これからは滋賀に恩返しができれば」と最後に話してくれた天華さん。
びわ湖ホールの舞台にも戻ってきてほしいですね!
滋賀が世界に誇る「びわ湖ホール」。ぜひ、みなさんも足を運んでみてください。
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びわ湖ホールの春のイベント「びわ湖の春 音楽祭」

湖国・滋賀の春の風物詩となっている「びわ湖の春 音楽祭」が、4月26日(土)・27日(日)にびわ湖ホールで開催されます!
芸術監督がプロデュースした一流の音楽を、気軽に楽しんでいただけます!
詳しくは「びわ湖の春 音楽祭2025」特設サイトをご覧ください。
日本初の公共ホール専属声楽家集団「びわ湖ホール声楽アンサンブル」のご紹介

全国からオーディションで選ばれた実力派の声楽家たちにより構成される「びわ湖ホール声楽アンサンブル」は、日本初の公共ホール専属声楽家集団です。
びわ湖ホール独自の創造活動の核としてびわ湖ホール開館の年の1998年3月に設立して以来、自主公演への出演を主な活動とし、オペラ公演や定期公演を行うほか、依頼を受けて全国各地でも多数の公演を行っています。また、滋賀県内の学校を対象とした公演を行うなど、音楽の普及活動にも積極的に取り組んでいます。
びわ湖ホールで生の舞台芸術を一緒に楽しんでみませんか?「シアターメイツ」のご紹介

びわ湖ホールでは、若い世代が気軽に舞台を楽しめる「シアターメイツ」という無料の会員制度を運営しています。6歳以上18歳以下の方なら誰でも入会でき、入会金・年会費無料の会員制度です。
青少年チケット料金の約半額で購入できる優待公演や限定イベントがあって、びわ湖ホールをより楽しめますよ!