
もしも、大切な人に何かあったら――。
そんな”もしも”の現場に、空から駆けつける医師と看護師たちがいます。
「空飛ぶER(救急救命室)」と呼ばれる京滋ドクターヘリが、今年運航10周年を迎えました。
済生会滋賀県病院を基地病院として、滋賀県と京都府南部、福井県嶺南地域をカバー。
要請から5分以内に離陸し、県内全域で救命効果が高いとされる30分以内に初期診療が開始できる体制を整えています。
これまでに2,000件以上の出動実績を重ね、地域医療を支えてきました。
救急車ですぐに駆けつけることが難しい山岳地帯や、沖島へも短時間で到着することが可能。
どんな場所でも空から迅速に駆けつけることができます。
隔月第3土曜日には、済生会滋賀県病院のヘリポートでドクターヘリの見学会が開催されています。
ヘリの内部をのぞいたり、医療従事者等と直接話せるほかドクターカーも展示。
医療従事者と話したり、ドクターカーやドクターヘリの前で記念撮影をする家族連れなどの参加者で賑わっていました。
10周年を迎えた今もなお、1分1秒を争う現場に寄り添いながら―。
空飛ぶERは、これからもかけがえのない命を守るために飛び続けます。



