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もし美浜原発で事故が起きたら?琵琶湖を渡る、滋賀の避難訓練

2026年01月06日

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福井県・美浜原発で事故が発生。
もしも放射性物質が放出されたとき、あなたは、どうしますか?
「滋賀には関係ない」なんて、思っていませんか?

じつは滋賀県内には、原発から40km圏内に位置する地域があります。 国の基準では原発から30km圏内を「UPZ(原子力災害対策重点区域)」として定めていますが、滋賀県では最大43kmまでを独自に「UPZ」として指定し、万が一に備えています。

滋賀県最北端・長浜市の月出地区で、地震と原発事故による“孤立”を想定し、住民が琵琶湖上を移動して

避難する訓練が行われました。

滋賀県の一部は原子力災害対策重点区域

福井県には、美浜原発だけでなく、高浜、大飯、敦賀など複数の原子力発電所があります。
これらの影響範囲には、長浜市や高島市の一部が含まれ、滋賀県も無関係ではいられません。

万が一、大量の放射性物質が放出されると、この地域では屋内退避や避難が必要になる可能性があります。 放射線量によっては、道路の使用制限、農作物の出荷制限なども想定され、日常生活に大きな影響が出る可能性があります。

決して他人事ではないのです。

“もしも”を想定した、リアルな訓練

2025年11月、長浜市西浅井町の月出地区で行われたのは、若狭湾沖の地震と美浜原発の事故。放射性物質が放出され、地震で集落に通じる道路が使えなくなった状態で、放射性物質が放出されるケースです。

訓練の舞台となった月出地区は、美浜原子力発電所から30km圏内。集落へ通じる道は1本の道路だけ。住民7世帯が暮らす、静かな集落です。
令和6年の能登半島地震では、道路が寸断されて集落が孤立する事態が相次ぎました。これを教訓とし、現実を見据えた訓練が行われました。

午前8時。事故発生を知らせる防災行政無線を合図に、住民が公民館へ集合。
ここから、琵琶湖を使った避難が始まります。

訓練で使用された浮桟橋は、滋賀県と災害時応援協定を結ぶヤンマーコーポレーション株式会社の協力で設置されたもの。同社の創業者・山岡孫吉は滋賀県出身で、昨年の協定締結以降、災害時の支援体制づくりが進められています。
住民はこの桟橋から小型船に乗り込み、琵琶湖を渡って尾上漁港へ避難しました。

避難場所となった湖北体育館に到着後は、スクリーニングを受け、体に放射性物質が付着していないかを確認。
安全に避難するための一連の流れを体験しました。

家族で話すところから、始めませんか?

災害は起こらない方がいい。けれども、災害への備えはやっておく。
その小さな意識が、大きな安心につながります。

避難場所や避難経路を自分で確認し、 家族や地域でも「もしものときはどうするか」を話し合っておきましょう。

「うちはどうする?」そんな小さな準備を、今日から少しずつ始めてみませんか?

(文・福本明子/写真・赤井悠大/動画編集・大塚慎也)

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