
晴れ渡る空の下、会場上空をブルーインパルスが舞い、フィールドは感動のフィナーレへ。
10月8日、「わたSHIGA輝く国スポ」の閉会式が平和堂HATOスタジアムで行われました。
成績発表では、滋賀県が男女総合優勝・女子総合優勝を果たし、44年ぶりの快挙にスタンドは大きな歓声に包まれました。
44年ぶり、念願の総合優勝!
「わたSHIGA輝く国スポ」の閉会式が行われ、11日間にわたる熱戦が感動のフィナーレを迎えました。
晴れ渡る秋空の下、開式と同時に空にはブルーインパルスが登場!
選手たちの健闘をたたえるように、青空に白いスモークを描き、スタンドからは大きな歓声が沸き起こりました。
大会成績の発表では、なんと、滋賀県が男女総合優勝と女子総合優勝のダブル受賞!
国スポ(国体)は地元開催が有利と言われながらも、過去3大会は東京が1位、開催県は2位。そんな中での総合優勝は、まさに“地元の底力”を見せつけた結果。
選手たちが積み重ねてきた努力が実を結び、スタンドは喜びと感動の拍手に包まれました。
続く、表彰セレモニーでは、佳子内親王殿下から滋賀県選手団へ天皇杯・皇后杯が授与。栄誉ある瞬間に、選手たちは深く一礼し、晴れやかな笑顔を見せていました。


大会を締めくくる、滋賀らしい演出
閉会式前のウェルカムフェスタには、滋賀県出身の俳優・八木莉可子さんとラジオDJの仙石幸一さんが登場。この大会を振り返るモノローグドラマで感動を伝えました。
また、滋賀県を代表する郷土芸能「江州音頭」をベースにした、江州音頭健康体操のパフォーマンスも披露され、滋賀ならではの演出で会場を盛り上げました。


感動のバトンは障スポへ
式典終盤では、国スポ会場を照らしてきた炬火を、国スポ出場選手から障スポ出場選手へと手渡され、国スポ旗は三日月知事から次期開催地・青森県の宮下知事へと引き継がれました。
最後は、滋賀県選手団がフィールド上に花道をつくり、全国の選手たちを拍手で見送りました。互いの健闘をたたえ合う笑顔と「おつかれさま!」の声があふれ、会場全体があたたかな感動に包まれました。
10月25日から始まる障スポでは、また新しいドラマが生まれるはず。
選手たちの挑戦を通して、スポーツの力、滋賀の魅力をもう一度感じられる日が続きます。
滋賀の熱い秋はまだまだ続きます。


(文・福本明子/撮影・林正隆・結城弘/動画編集・大塚慎也)
国スポの感動をアーカイブ配信中!
国スポの競技や開閉会式など式典の様子は、国スポチャンネルでアーカイブ配信されています。
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