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みんなの“琵琶湖愛”が聞きたい!次世代クリエイターが語る「琵琶湖のココが好き」座談会

2025年01月22日

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この記事は「知りたい!」に投稿いただいた意見を元に作成しました。

琵琶湖は滋賀の誇り。琵琶湖についてもっと知りたいです。(60代・女性)

みなさん、琵琶湖は好きですか?

滋賀県には施設の名前からスポーツチーム、商品名まで名前に「びわこ」が付くものがたくさん!滋賀県民の熱〜い“琵琶湖愛”はいろんなところにあふれていますが、改めて「琵琶湖のここが好き」と言葉にして語り合う機会って、あまりない気がしませんか?

そこで今回は、琵琶湖好きを自称する10代から20代の次世代クリエイターたちを募集。「琵琶湖のどこが好き?」「自分だけが知っている特別な景色は?」「忘れられない思い出はある?」などなど、みんなの琵琶湖愛を思う存分語ってもらいました!

 

思わずシャッターを切りたくなる!琵琶湖は広大な撮影スポット

座談会に集まってくれたのは、滋賀・京都・大阪など「琵琶湖・淀川流域圏」に住んでいる高校生〜25歳のクリエイターのみなさん。

滋賀県が実施する「NEXT BIWAKO CREATORS」に参加して、写真や動画、記事などで琵琶湖の魅力を発信されています。

滋賀県出身・在住、高校2年生の赤井悠大さん。写真が好きで、滋賀県内の各地を訪れて琵琶湖を撮影している。文具メーカーとコラボした実績も

――早速ですが、最近いつ琵琶湖に行きました?

赤井 ちょうど一昨日行ったばかりです。琵琶湖で大きな国際ヨットレースがあって。ボートに乗って、湖上からレースの撮影をしてきました。

赤井さんが撮影した写真。青い琵琶湖に白いヨットがさわやかです

赤井 世界中から選手が集まる大規模な大会で、風が気持ちよくて、ヨットの白い帆が水面に映えて。曇りだったのですが虹が7個も見れて、琵琶湖がすごくきれいに見えた1日でした!

大阪府から滋賀県のキャンパスに通う大学3年生の足立佳奈さん。ローカルメディアに興味があり、NEXT BIWAKO CREATORSの活動を通じてさまざまなフィールドワークに参加中

足立 私は行ったというより「見た」のですが、大学に行く時、いつも駅からキャンパスまでの直行バスに乗るんです。左端の席を狙って座ると、琵琶湖がバッと窓一面に見える瞬間があって。その景色がすごくきれいで、いつも癒されています。

大阪府出身、在住の近重裕一さん。撮影で琵琶湖を訪れた際にゴミが落ちているのを見て、ゴミ拾いのボランティアグループに参加。以来、会社員をしながらボランティア活動を継続中

近重 僕はこの前の土曜に行きました。

――みんな、けっこう最近ですね!

近重 紅葉を撮りに近江大橋の近くに行ったんです。休憩中に近くのファストフード店に入ったら、真正面の窓からゆったりのびる近江大橋と琵琶湖の絶景が見えて。土曜日の夕方で家族連れが多かったのですが、普段の生活に琵琶湖が溶け込んでいる滋賀の人たちの暮らしが垣間見えて、すごくいいなと思いました。

京都府在住、大学3年生の近田優輝さん。大手旅行会社のキャンペーンサイトに動画を提供するなど、ドローンカメラマンとして活動中

近田 僕は今月の頭にドローンの撮影に行きました。ウエディングムービーに琵琶湖の景色を使いたいという方がいて。マキノサニービーチに行ったのですが、開放感があって静かで。個人的にもすごく好きな場所です。

近田さんがドローンで撮影した琵琶湖岸の景色。穏やかな水面と豊かな緑のコントラストが際立ちます

近田 撮影しているといつも思うのですが、山と湖が同時に映る場所ってなかなかないんです。しかも琵琶湖は、季節によってはっきりと風景が変わる。四季がはっきりしているのが、個人的に好きなところです。

――確かに、「滋賀は山と湖がひとつの画面に収められるめずらしい場所」というのはよく聞きますね。撮影スポットがいろんなところにあるから、良いカメラマンが生まれやすいとも!琵琶湖が生み出す唯一無二のロケーションに惹かれる人は多いのかもしれません。

 

琵琶湖は今日も一日がんばる元気をくれる!

ドローン撮影中の近田さんは、真剣そのもの。上空からの絶景にはいつも引き込まれます

――では改めて、琵琶湖の好きなところは?

近田 琵琶湖って本当に自然が豊か。滋賀は、ある程度山の方に行ってもずっと琵琶湖が見えるのがいいですね。ドローンの撮影なら、僕はほぼ滋賀県一択。水がきれいなイメージがあるので、よく湖北の方にも行っています。

赤井 写真のことは話すときりがないので、僕はあえてそれ以外で(笑)バス釣りがすごく好きなんです。県内の釣れるポイントに行って、開放感のある湖畔で風に吹かれながら、ちょっと寒いくらいの季節にバーベキューをするのがもう格別!

ブラックバスの世界記録は2009年に琵琶湖大橋の下で釣れた73.5cmで、いまだにその記録は破られていないそう

――バス釣り的には、琵琶湖はやっぱりいいスポットなんですか?

赤井 じつは、世界最大のブラックバスは琵琶湖で釣られているんです。だから、琵琶湖にはまだまだ大きいモンスターが眠ってると思う。外来魚の問題はありますが、レジャーの面で、釣り好きの人がもっと琵琶湖に遊びに来てくれたらいいなと思います。

通学時間の長さに、「なんで滋賀の大学にしたんだろう…」と後悔したこともあったそう

足立 私は最初の話につながるのですが、大阪から片道2時間かけて滋賀の大学に通っているので、はじめはこの遠さが本当に憂鬱で。もともと瀬田駅から出るバスを使っていたのですが、「大津駅から乗る方がゆっくり座って寝れるよ」と教えてもらってバスを変えたら、大津サービスエリア付近で琵琶湖がバーンと窓一面に見える瞬間があって。

足立さんが撮影したある日の琵琶湖。琵琶湖に励まされる気がして、心が軽くなるそう

足立 その景色がすごくきれいで。憂鬱だった通学が、「あの景色を見るために今日もがんばって学校に行こう」と思えるようになりました。琵琶湖から、また一日がんばる元気をもらっています!

近重 僕も大阪に住んでいるのですが、大阪府民の目線からするとやっぱり開放感がすごい!建物が密集する場所から琵琶湖に出てくるとやっぱり「広いなぁ」と思います。

近重さんが近江大橋の遊歩道から撮影した1枚。歩くだけで気持ちが落ち着く、日常に溶け込む絶景スポットです

近重 琵琶湖にはいくつか顔があると思っていて、季節ごとに違うのはもちろん、どこから見るかによっても違う顔を見せてくれるのが魅力的。南の方は人の生活に馴染む顔、北の方は自然が多くて迫力がある感じがします。

――みなさんありがとうございます。それぞれの心の中に、自分だけの琵琶湖の景色があるのがすごく伝わってきました。人は身近にあるものから影響を受けるというので、琵琶湖を見て暮らす人は穏やかな感情になるのかな、それが滋賀県らしさかな、琵琶湖愛っていいなとしみじみ思いました。

 

大事なのは「一人ひとりが琵琶湖を思うこと」

ここからは、滋賀県の琵琶湖政策を担当されている三和伸彦さんにも合流してもらいます。

――三和さん、次世代クリエイター達のお話を聞いてどうですか?

滋賀県理事員の三和伸彦さん。琵琶湖政策やMLGs推進担当など、琵琶湖に関わる仕事を歴任

三和 僕は仕事上、「琵琶湖を守ろう」「環境を良くしよう」と呼びかけたり、「マザーレイクゴールズ(MLGs)」に関わる啓発活動なんかをたくさんやってきました。でも今日みなさんのお話を聞いたら、MLGsや啓発活動があってもなくても、みんな自分なりにいろんなことをやって、感じている。それこそが大事だなと改めて思っています。

――啓発も大事だけど、誰かに言われて始めることより、一人ひとりのリアル経験や実感から生まれた声の方が共感できますよね。

三和 「バスの窓から琵琶湖が見えて勇気づけられた」とかね。本来は日常のふとしたことがきっかけで、僕らは琵琶湖に思いを馳せる。単純に「琵琶湖が好き」、だから「琵琶湖を大事にしたい」、その気持ちをみんなで育てていくことが大切なんです。「マザーレイク」と言われるように、まさに母なる湖。たまに怒られたり具合が悪くなったり、面倒くさいこともあるけど、弱った時にはそっと寄り添ってくれる、そんな存在が琵琶湖なんですよね。

琵琶湖は好きだし、大事にしたい。そこで「MLGs」や「環境保全」が出てくると少しとっつきにくい気がしていましたが、大事なのは「一人ひとりが琵琶湖を思うこと」だというのがよくわかりました。

「今日の琵琶湖きれいだな」と思って写真を撮る。電車やバスに乗る時は琵琶湖が見える席を選んでみる。そんな日常のふとした行動が、琵琶湖を守る行動や、琵琶湖とともに生きる持続可能な未来につながっていくんですね!

今日の座談会を思い出しながら、これからも「琵琶湖が好き!」という気持ちをちゃんと言葉にして伝えていこうと思います。

(文・林由佳里/撮影・辻村 耕司/編集・しがトコ編集部)

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