活躍することで、地元を盛り上げ貢献したい
Yoshihide Kiryu
陸上競技選手 桐生 祥秀 さん
中学で陸上競技を始め、高校3年時には100m10秒01の高校記録・ジュニア日本記録を樹立。2016年リオデジャネイロ五輪4×100ⅿリレーで銀メダルを獲得。翌年9月の日本学生対校選手権100ⅿ決勝にて、日本人選手初の9秒台となる9秒98を記録。
男子100mで日本人選手初の9秒台を記録した桐生祥秀さん。来年のパリ五輪、2025年の滋賀国スポ、そして地元に完成した平和堂HATOスタジアムへの想いを語っていただきました。
日本記録更新を目指す
昨年の日本陸上競技選手権大会の後に休養期間をもうけ、今年3月に試合に復帰しました。9ヵ月ぶりのレースでは、できた部分と、これからやらないといけない部分の両方が見えましたが、まずは初戦を迎えられてよかったと思っています。
今年は日本記録(9秒95)の更新を目指しています。来年のパリ五輪に向けて記録を出すことが求められるので、今年はタイムにこだわりたいと思います。
地元国スポは楽しみ
2025年の滋賀国スポはぜひ走りたいです。陸上競技は地元の彦根がメイン会場ですし、同級生らも見に来てくれると思いますからね。おじいちゃん・おばあちゃんなど、自分のことを幼い頃から知っている人の前で走れることはすごくうれしいですし、楽しみです。
身近なスタジアム
平和堂HATOスタジアムの前身にあたる滋賀県立彦根総合運動場は、僕が陸上競技を始めた思い入れのある場所です。中学生の頃はよく自転車で通っていました。新しいスタジアムはぐるっとスタンドがあったり、タータンがブルーに変わっていたり、すごく立派に感じます。早く試合で走れたらいいなと思いますね。
でも、前の競技場のよさも残してほしい気持ちもあります。誰でも芝生に入れたり、学生がふらっと来て練習したり。陸上教室で子どもたちと走る機会がありますが、芝生を走るのは気持ちいいですし、寝転びたいですよね。そういう身近なスタジアムであってほしいです。