よしもとの滋賀県住みます芸人として滋賀県を盛り上げている、ファミリーレストランのハラダさんとしもばやしさんが滋賀プラスワンに登場。いま話題のe スポーツとは?名称は聞いたことがあるけど、どんな競技?滋賀県で活動するe スポーツチームの活動や、学校で取り入れられているe スポーツの現状をリポートします。
今、話題の「e スポーツ」って どんなスポーツ??
「eスポーツ」は、競技性の高いビデオゲームによるスポーツのことで、近年急速に注目を集めています。滋賀県においても、eスポーツ大会が開催されるようになり、県内でもeスポーツが盛り上がりを見せています。
また、eスポーツはスポーツだけでなく、ビジネスや教育など、様々な分野にも応用されています。滋賀県でも、eスポーツの可能性に注目し、世代や性別、空間も超えた未来を担う産業や文化の一つとして発展していくことが期待されています。 滋賀県では、県内初のプロeスポーツチーム「LAKE GAMING」が、地域に根差して活動しています。「eスポーツって??」と初めての経験に興味津々のファミリーレストランの2人が、JR能登川駅前に開設されたチームの拠点を訪れました。
世代や性別、空間も超えて楽しめる ゲームを通じた地域交流
プロeスポーツチーム「LAKE GAMING」は、これまでにも滋賀県をゲームの⼒で盛り上げる事を⽬標に、県内各地でeスポーツ体験会やプログラミング教室などの活動を⾏ってきました。eスポーツの魅力は、誰もが楽しめるスポーツであることです。体を動かし競うスポーツとは異なり、ゲームで競うため性別や年齢は関係ありません。商業施設などで開催したイベントでは、幅広い年齢層の人達が訪れ、地域の世代間交流が生まれました。さらに2023年春にはeスポーツが体験できる施設、「滋賀県エデュテイメントパーク」を東近江市との連携により開設しました。
※滋賀県エデュテイメントパーク(e2PARK)は現在プレオープン中で、予約制の無料体験会を企画中です。詳細はリンクをご覧ください。https://e2park.jp/shiga/
プロeスポーツチームLAKE GAMINGを取材したファミリーレストランの2人は「eスポーツのプロにはじめて会った!」と興奮し、プロに勝負を挑みます。しかし、圧倒的な技術の差を思い知ることになりました。LAKE GAMING代表の清水天斗さんは「滋賀県エデュテイメントパークは東近江市との連携によりオープンが叶った施設。行政とタッグを組んで活動するeスポーツのプロジェクトは全国的にも大変珍しいこと。地域での活動が一つ実を結んだ。今後も地域交流のきっかけを作り、滋賀県の子どもたちのデジタル人材の育成に力を入れたい」と意欲をみせていました。
学校でもeスポーツができる!? eスポーツ部の活動とは
滋賀県では、学校でもプログラミングなどの授業も続々と取り入れられ、eスポーツの同好会や部活動が誕生しています。その一つ滋賀県立八幡工業高等学校では、約60人がeスポーツ部に所属し、大会に向けて2〜5人のチームを作り練習しています(2023年4月現在)。ファミリーレストランの2人からの「学校でゲームをするってどんな感じ?家でするゲームと、どこが違うの?」という率直な疑問に、eスポーツ部 部長の上原ミシェルさんは「学校だと友達がいるので、一緒に盛り上がることが出来る。ワクワクする」と答えてくれました。
好きなことなら頑張れる。自主性の育成にもなる。
eスポーツ部顧問の三浦広和先生は、部活動の心得として“人が嫌がることをしない。ネット上でもマナーを大切にすること”と部員たちに教えています。SNSなどで誹謗中傷の問題が急増する現代において、部活動では時代に合わせて様々なコミュニケーション教育も行われています。また三浦先生は「ここでは子ども達が活き活きとしている。好きだからこそ頑張れることもあるし、それを応援したい。様々な大会に出場する中で、自らが考え行動するという自主性を育てられている実感もある」と話します。
今後、学校や他の場でもプログラミングを通じたデジタル技術の人材育成が進み、eスポーツは世代や性別、場所を超えて楽しめるコンテンツとして、ますます発展していくことが期待されています。