2023年2月に水槽の小窓にクラックが見つかり閉鎖されていた琵琶湖博物館の「トンネル水槽」が修復され、2024年4月23日から展示が再開されました!
「トンネル水槽」は、琵琶湖博物館水族展示室のシンボルともいえる存在で、フォトスポットとしても人気だっただけに心待ちにしていた人も多いはず。
一般公開に先駆けて行われた、水槽への注水作業や、魚の放流が行われた内覧会の様子をレポートします。
滅多に見られない!水槽への注水作業
修復を終えた水槽に注水される瞬間をいまかいまかと心配そうに見守っているのは、琵琶湖博物館の学芸員さんたち。
魚たちとともに苦労を乗り越え迎えたこの瞬間。感動もひとしおです。
いざ、注水開始!
琵琶湖から汲み上げた水が勢いよく吹き上がり水槽を満たしていきます。
注水される水はなんと約400トン!2日間かけての注水作業になります。
これが琵琶湖の水のほんの一部だなんて、改めて琵琶湖の懐の深さに気づかされますね。
みんなの支援が大きな力に
一時は、短期間での再開は難しいのではとも言われていたトンネル水槽ですが、1年あまりで再開することができた大きな要因は、多くの人から寄せられた支援です。
トンネル水槽再生に向けて始まったクラウドファンディングの目標額は当初500万円でしたが、滋賀ふるさと観光大使・西川貴教さんらの呼びかけにより、796人もの支援が集まり、目標額の倍以上、1159万円を達成しました!
「幼い頃の思い出の場所なので応援しています」
「まだ博物館へ行ったことはないけど再建したら行きます」
支援金と一緒に届いた温かいメッセージが、琵琶湖博物館スタッフの大きな支えとなったようです。
内覧会では、江島副知事や支援者らが、琵琶湖の固有種であるイワトコナマズやゲンゴロウブナ、そしてウグイなどを放流しました。
みんなに愛される琵琶湖博物館へ
「水槽破損事故のニュースがでて、たくさんの方から『ビワコオオナマズは無事ですか?』とお問い合わせいただきました。改めて、本当に多くの人に愛されてきた施設だと感じます。これからもみなさんとともに琵琶湖博物館を作り上げていきたいです」と琵琶湖博物館広報担当の吉田保裕さん。
この先、ビワコオオナマズ水槽の再開に向けた第2弾クラウドファンディングが予定されています。引き続き、みなさまからのご支援を何卒よろしくお願いいたします。
みんなから愛される琵琶湖博物館へと、新たな幕開けを迎えたこの日。
広々とした水槽では、魚たちも悠々と泳ぎとても気持ちよさそうでした。
2024年5月5日(日・祝)「こどもの日」は、常設展示の観覧料が無料となります。(※1)
琵琶湖博物館へ、ぜひ、ご来館ください。
(※1)対象者:県内に在住する18歳未満の子どもおよび同伴の保護者
条件:県内在住であることを証明できるものの持参・提示
(文・福本明子/撮影・山中隆史/編集・しがトコ編集部/動画編集・大塚慎也)