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スポーツの楽しさ、喜びを分かち合い
一人ひとりが輝く「健康しが」へ(2023年1月・2月号)

2023年01月01日

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チアリーダーとして、チアの本場・アメリカでも活躍された川中さん。現在は、レイクスチアリーダーズディレクター兼チアスクールアドバイザーとして、レイクスチアスクールの指導にもあたっておられます。
そんな川中さんに子どもの夢を叶える指導者としてのお話と、スクールの生徒さんに将来の夢を語っていただきました。

右から三日月知事、川中尚子ディレクター、レイクスチアスクールの皆さん

レイクスチアリーダーズディレクター兼
チアスクールアドバイザー

川中 尚子(かわなか なおこ)さん


同志社大学応援団チアリーダー部出身。USA Japan ALL-Star Cheerleaders メンバー(2002~2005年)。2005年NBAサクラメントキングスダンサー合格。Xリーグエレコム神戸ファイニーズチアリーダーズディレクター(2017年~)。大阪成蹊女子高等学校・大阪成蹊大学チアダンス部コーチ(2020年~)。レイクスチアリーダーズディレクター(2008年~現在)。

滋賀県知事三日月大造
滋賀県知事三日月大造
山口 心愛(やまぐち みあ)さん
(レイクスジュニアチアリーダーズ)
高槻 心暖(たかつき このん)さん
(スペシャルジュニアチアリーダーズ)
渡部 美月(わたなべ みづき)さん
(レイクスジュニアチアリーダーズ)
福井 花(ふくい はな)さん
(スペシャルジュニアチアリーダーズ)

夢見たチアの本場・アメリカへ

川中:昨年2月に東京で開催されたダンスコンペ「Top of Cheer」で入賞※したので、12月にチアの本場・アメリカでパフォーマンスを披露してきました。

知事:アメリカで披露されて、どうでしたか。

渡部:今まで見たことのない大きな会場で、本場のエンターテインメントに携われて嬉しかったです!

山口:見たこともないぐらいたくさんの観客の方に興奮しました! 本場のチアの「場」の盛り上げ方が勉強になりました。

福井:7万人の会場、NFLという憧れの舞台。次はプロとして再びステージに立てるように頑張ります!

高槻:みんなで楽しく踊ることができてよかったです! この経験を活かして、夢に向かって頑張っていきたいです。

川中:滋賀から世界へ! スクールの生徒たちと共に本場の舞台に立てたことは意味のあることだと思います。この経験をつないでいきたいです。

※Top of Cheer:全米スポーツで最大の人気を誇るNFLに所属するロサンゼルス ラムズのホームゲームでのステージ出演を目指す「エンタメコンテスト」。この大会で、レイクスチアスクールのスペシャルジュニアチアリーダーズが優勝、レイクスジュニアチアリーダーズが入賞したため、ロサンゼルス ラムズのホームゲームでチアダンスを披露する権利を獲得した。

陰に隠れた努力

川中:チアリーダーというのは、人に勇気や元気を与える素晴らしいスポーツであり、一つのアスリートだと思っています。ただ可愛く笑顔で笑っているだけではなくて、その背景にはたくさんの努力が隠されています。踊りを覚えるだけではなく、メンタルのコントロールやフィジカルのトレーニングに取り組み、本当に裏ではたくさんの努力をしています。見ている人が「キラキラしてるね」って感じるのは、やっぱり彼女たちの頑張りがあるからだと思っています。

知事:笑顔や勇気や元気を与えてくれるパフォーマンスには難しそうな動きもたくさんありますが、川中ディレクターがおっしゃったように、陰ですごい努力や切磋琢磨して、本番では笑顔で何気なくされているところにプロとして尊敬します。

スポーツを通じて心を豊かに

川中:私自身もスポーツを通じてたくさんのことを学びました。限られた時間で毎日のスケジュールを組み立てることで、毎日規則正しい生活にもなりますし、みんなと一緒に何かをつくり上げるということは社会に出たときにもたくさん役に立つところがあると思います。全てが人生につながっていると思うので、子どもたちには、「この経験を自分の将来にぜひ生かしてください」と言っています。プロのダンサーになったり、海外で活躍したり、お母さんになったり、それぞれの将来は違いますが、どの進路になったとしても「この経験は絶対に生きるから、今、中途半端なことはやめなさい」と伝えています。

知事:それはスポーツを通して、心を豊かにするということに通じると思います。スポーツは日々を楽しくするし、人生を豊かにする、そしてまちを元気にするものだと思います。例えば、“プレーする空間をチア(応援)する”チアの皆さんの存在が、楽しいものをより楽しくするし、「観に来てよかった」とか「明日も頑張ろう」ということにもつながると思います。そんなチアの皆さんをこれからも応援していきたいと思いました。

夢を応援し合う滋賀に

渡部:チアとして人を幸せにすることに意義を感じているので、社会人になっても相手の目標を一緒に達成できるような存在なりたいです。

山口:今までたくさんのチアの先生と出会って、教えることに興味がでてきたので、中学校の教員になって生徒を応援したいと考えています。

福井・ 高槻:私たちの目標はレイクスチアリーダーズになること! 滋賀レイクス、そして滋賀を盛り上げていきたいです。

知事:夢とか目標を持って頑張ることは尊いことだと思います。私の夢は、県民の皆さん一人ひとりが大きいことでも、小さいことでも、どんなことでもいいので、何か夢を持ってチャレンジしたいと思っていただけることです。それをできるだけ多くのみんなで応援して、支え合って、何か自分の夢の達成とあわせて、周りの人の頑張りや夢の達成にも応援し合えるような滋賀をつくれたらいいなと思います。

滋賀県知事 三日月 大造

川中:私が育ってきた時代は関西で一流のチアリーダーを学ぶところがなかったので、まずは東京に出ました。その後、一番と言われるところに行きたくてアメリカで頑張りました。そこでは、チアリーダーの価値がすごく高いと感じたので、地元に帰って、そういう素敵なチームをつくりたいというふうに夢が変わりました。
この滋賀にいたら、こんなに素敵なスクールがあって、その先にはレイクスチアリーダーズという素敵なチームがあって、滋賀にいる価値を高めるというか、地元が大好きになるというか、「滋賀がこんなにいい場所なんだよ」って言えるきっかけにしたくて活動しています。

知事:嬉しいですね。夢を持って東京やアメリカで頑張って、そして地元・滋賀でそういうチーム、機会をつくりたいと頑張っていただいていることを僕はとても嬉しく思いますし、ここからたくさんのチア、そしてアスリートが育っていってくれたらいいなと思います。

一人の軸がぶれるとチーム全体が崩れてしまう、
一人が負っている役割がすごく大きいスポーツだと
思います。

山口 心愛(やまぐち みあ)さん
(レイクスジュニアチアリーダーズ)

子どもとともに成長を

川中:指導することは、日々勉強です。自分が指導者としてスタートした時の考え方と、今の考え方は変わっています。子どもたちと一緒に成長するという意識は常に持っています。教える側ですけど、教えてもらう側でもある。この分野では私の方が知識が多いかもしれないですけど、子どもたちから教えてもらうこともたくさんあるので、子どもを一人の「人」として見ています。小さい子どもでも、子どもとして見過ぎず、一人の「人」として一緒に成長していこうというスタンスは持つようにしています。
あとは「諦めない」。初めからすごく器用な方だけが伸びるわけではないですし、チームの中で必ず自分の役割というのがあります。例えば、クラスや家庭の中でも同じで、それを私なりにキャッチして「これをやってみたらどうかな」と言うように心がけています。

知事:子どもたち、青年たち一人ひとりを一人の「人」として同じ目線で見て、自分も成長しようとされる姿勢はとても大事なことだと思いますし、感動しました。
何かできないことができるようになるとか、みんなが揃ってベストなパフォーマンスをすることを引き出す「チームの力」「コーチの力」「指導の力」があると感じました。これは、学校とか、地域とか、会社とかのいろいろなところに生かせます。ぜひ、いろいろな人に応援の力というか、チアの力を届けていってほしいと改めて期待いたしました。

渡部 美月(わたなべ みづき)さん
(レイクスジュニアチアリーダーズ)

チアは気持ちを届けるスポーツなので日常生活で浮き沈みがあっても、気持ちを整えることが大事。

頑張る人を応援するチアの輪

知事:このコロナ禍でこそ応援の力(チアの力)がすごく大事ではないかと思います。自分自身が何かを頑張るということだけではなくて、頑張る人を応援するとか、困ってる人を応援するとか、応援の輪、チアの輪が大事だと思います。

川中:チアの輪を大きくして、それがチアリーダーだけではなくて、滋賀県全体、ひいては日本を巻き込めるような団体になりたいと思っています。

振り付けを覚えるのがたいへん。
みんなに追いつけるように家でも練習しています。

高槻 心暖(たかつき このん)さん
(スペシャルジュニアチアリーダーズ)

みんなで楽しくスポーツを

知事:難しいスポーツ、激しいスポーツだけではなくて、どんなことからでもいいと思います。ちょっとした体を動かすこと、そして「みること」、また「する人」を支えるボランティアでもいいと思います。いろいろな機会を通じてスポーツを楽しんでいただけるような滋賀県を「健康しが」づくりの一環として展開していきたい。
そのときに、チア(応援)してくださる方の存在は、すごく大事ですし、アメリカで活躍されたり、さらに高みを目指して活躍されたりする方々がみんなの励みにもなるので、これからも一緒に応援し合っていきましょう!

福井 花(ふくい はな)さん
(スペシャルジュニアチアリーダーズ)

コロナ禍でマスクをして踊るときに、目だけでどれだけ表情を伝えて元気を届けられるかを考えています。

レイクスチアスクール

レイクスチアスクールでは、子どもたちにスポーツをする機会を提供するだけでなく、希望や感動を与えることを理念として、試合会場やイベントでのパフォーマンスに向けて基礎から丁寧にチアダンスを指導します。
また、チアリーダーに欠かせない「笑顔・思いやりの心・自立心」の育成を目指します。
無料体験・見学は随時受け付け中です!
ぜひ、お問い合わせください。

レイクスチアスクール

地域に根ざした プロスポーツとして 子どもたちに夢を

滋賀レイクスは「環境」「教育」「健康寿命」の3つの柱で地域貢献を目指しています。まず、琵琶湖を有する滋賀だからこそできる「環境」への取り組みを全国に発信します。「教育」では、子どもたちがプロスポーツに接することで、自分の未来に向けて様々な夢や憧れを描くきっかけとなるような場を提供していきます。プロスポーツを「みる」ことで味わう高揚感は「心の健康」、そして「健康寿命」につながります。
未来を担う子どもたちに夢を与え、高齢の方には試合観戦が生きがいになるような存在、それが地域に根ざしたプロスポーツのチームの役割だと考えています。新しい壮大なアリーナで、子どもたちがたくさんの思い出をつくっていくと考えるだけで、私自身わくわくしています。

滋賀レイクス
代表 上原 仁さん

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