
2026年は午年。
じつは滋賀県は馬とゆかりがすごく深い土地なんです。
約2,000頭の競走馬が暮らす「栗東トレーニングセンター」をはじめ、日本初の馬の国営牧場から、信仰の対象となった馬文化、馬に癒やされる観光スポットまで!
午年の今年は、滋賀県の多彩な「馬文化」を巡ってみませんか?
G1馬を数多く輩出!約2,000頭が暮らす「馬のまち栗東」

日本に2か所しかないJRAトレーニング・センター(以下、トレセン)のうちのひとつが、滋賀県栗東市にあります。約2,000頭もの競走馬が日々トレーニングに励む、日本競馬の西日本拠点です。
敷地は約150万㎡、東京ドーム約30個分。複数の調教コース、坂路(はんろ)、スイミングプール、診療所など、馬のトレーニングに必要なすべてが揃う一大拠点。G1馬を数多く送り出してきた、日本競馬の中核を担う場所です。
早朝、トレセンの周辺道路を歩いてみると、調教に向かう馬たちの姿を見かけることも。トレセン内には、日本競馬史上初の五冠馬「シンザン号」の馬像があり、道路には「馬が来る」の標識も。トレセンならではの光景が広がります。
栗東の街に出れば、飛び出し坊や「とび太くん」も乗馬スタイル、マンホールにも馬のデザインが!まさに「馬のまち栗東」です。


栗東トレーニング・センター
住所:滋賀県栗東市御園1028
公式サイト:https://www.jra.go.jp/facilities/tc/rittou/index.html
全国に2つだけ!古式競馬が今も続く「賀茂神社」

滋賀県と馬の関係は、なんと1500年以上前にさかのぼります。奈良時代、日本で初めて国営牧場「勅旨牧(ちょくしまき)」が置かれたのが、現在の近江八幡市でした。その跡地に建つのが「賀茂神社」。古来より「馬の神社」として知られ、今も珍しい古式競馬の神事が執り行われています。
●全国随一「馬・乗馬・競馬」安全祈願大祭と乗初式
新年を迎えた第2日曜日に行われる、馬と馬に関わる人々の一年の安全を祈願する神事。日本を代表する在来馬「木曽馬」の背に跨がる「乗初式」が執り行われ、新しい年の無事を祈ります。
●足伏走馬(あしふせそうめ)
毎年5月の大祭「賀茂祭」で行われる競馬神事。400メートルの直線コースを7頭の馬が2頭ずつ走り、トーナメントで順位を決定します。平安時代から続くこの神事が残っているのは、全国でわずか2か所だけ。迫力満点のレースに歓声が上がります。
●馬上武芸奉納祭
毎年11月に行われる奉納行事。古来の衣装をまとい日本在来馬に乗って、競べ馬(くらべうま)や流鏑馬(やぶさめ)などの演武を披露します。武家の伝統を今に伝える神事で、馬上から繰り出される技の数々に圧倒されます。
賀茂神社
住所:滋賀県近江八幡市加茂町1691
公式サイト:https://kamo-jinjya.or.jp/
国宝・彦根城に残る、巨大な「馬屋」

彦根市の「彦根城」は、国宝の天守閣が有名ですが、実は城内には江戸時代の馬屋が現存し、国の重要文化財に指定されています。
L字型の内部には藩主の馬など約21頭を収容できたといいます。こけら葺きの美しい屋根、床に設けられた馬の糞尿を落とすための構造、高い天井──。全国に残る近世城郭内の馬屋として最大級の規模を誇り、井伊家が馬に力を入れていたことがよくわかります。
彦根城馬屋
住所:滋賀県彦根市金亀町4-35
詳しくはこちら(彦根観光ガイド):https://www.hikoneshi.com/sightseeing/article/umaya
湖北に受け継がれる「馬頭観音」の信仰

長浜市を中心とする湖北地域では、馬の無事を願って祀られた「馬頭観音」が今も大切に守られています。
馬頭観音は、もともとインドの神であったのが、仏教に取り入れられ、仏教とともに奈良時代に日本に伝わったとされています。この姿は、観音菩薩が衆生を救うため、さまざまな姿に変化したうちのひとつでした。
滋賀県内では湖北エリアの村々に多くの馬頭観音像が伝わり、今も地元の人によって大切に守られています。
近江の馬頭観音
詳しくはこちら:滋賀文化財教室シリーズ「近江の馬頭観音」vol.218
午年の初詣にぴったり!名前に「馬」がつく神社

大津市の長等神社内にある「馬神神社(うまがみじんじゃ)」は、古来より牛馬の守護神として知られ、全国の三馬神社のひとつに数えられる神社です。
豊臣秀吉が参詣したと伝わり、現在も馬術競技に取り組む選手や馬の愛好家が多く訪れます。社務所では、可愛い馬みくじをはじめ、馬のお守りや馬蹄キーホルダー、御朱印もあります。
馬神神社
住所:滋賀県大津市三井寺町4-1
公式サイト:http://nagarajinja.net/umagami/umagami.shtml
メタセコイア並木を馬とお散歩できる「メタセコイアと馬の森」

滋賀有数の絶景スポット・メタセコイア並木のすぐそばに、2025年4月「メタセコイアと馬の森」がオープン。
引退競走馬が第二の馬生を送る観光養老牧場で、ロマンティックな雰囲気の並木沿いを馬さんぽ(乗馬)や馬車が楽しめます。敷地内では、サラブレッドやミニチュアホースの暮らしを間近で見られる厩舎見学や、ふれあい体験も楽しめます。馬を眺めながらほっとひと息つけるカフェもあり、午年の今年にぴったりの癒しスポットです。
メタセコイアと馬の森
住所:滋賀県高島市マキノ町寺久保833-1
公式サイト:https://tcc-japan.com/deposit/detail/?id=57
棚田×馬の絶景カフェ「カフェ バグース」

比叡山のふもと、伊香立にある乗馬クラブ「ラクエドラゴンホースパーク」。ここには、乗馬をしない人でも気軽に立ち寄れるカフェ「バグース」があります。
テラス席からは、棚田の穏やかな風景と馬場が同時に広がり、引退競走馬たちがのんびり走る姿を眺めながらお茶を楽しめる贅沢な空間。
コーヒー片手に馬を眺める、ゆったりとした午後の時間を過ごせるカフェです。
カフェ バグース(BAGUS CAFE)
住所:滋賀県大津市伊香立下在地町ノ瀬2008
公式サイト:https://lac-dragon.com/cafebagus
日本在来馬に乗って流鏑馬体験も!県内の乗馬スポットをご紹介

賀茂神社の馬場を拠点に、日本在来馬の保存と普及に取り組む「御猟野乃杜牧場」では、希少な在来馬に乗って、流鏑馬や和式乗馬が体験できます。琵琶湖の砂浜や湖岸の神社、田んぼの真ん中に伸びる道など、滋賀の自然を満喫できる「琵琶湖外乗(そとのり)」も人気。
その他にも滋賀には、初心者でも気軽に乗馬を楽しめるクラブが県内各地にあります。
2026年は乗馬にチャンレンジしてみてはいかがでしょうか?
日本の馬 御猟野乃杜牧場
住所:滋賀県近江八幡市加茂町1780
公式サイト:http://kansai.me/mikarinobokujo/
ラクエドラゴン ホースパーク
住所:滋賀県大津市伊香立下在地町ノ瀬2008
公式サイト:https://lac-dragon.com/
水口乗馬クラブ
住所:滋賀県甲賀市水口町水口6382
公式サイト:https://m-jouba.com/
湖南馬事センター
住所:滋賀県甲賀市甲南町竜法師1818
公式サイト:https://konanbaji-jouba.com/
M&S乗馬クラブ
住所:滋賀県東近江市建部下野町16-1
公式サイト:http://www.rcmands.com/
栗東ホース具楽部
住所:滋賀県栗東市荒張1373-30
公式サイト:https://ritto-horse-club.jp/
メタセコイアと馬の森
住所:滋賀県高島市マキノ町寺久保833-1
公式サイト:https://tcc-japan.com/deposit/detail/
午年の2026年、滋賀で”うまくいく”一年を
古代の国営牧場から、今も続く神事、競走馬のトレーニング拠点、そして癒しの乗馬カフェまで。滋賀県には、日本の馬文化が脈々と受け継がれています。
2026年、午年の今年。滋賀県で馬とふれあい、”うまくいく”一年をスタートさせてみませんか?
