
滋賀県は、全国トップクラスの“長寿県”って知っていましたか?
男性の平均寿命は全国1位、女性も全国2位。じつは滋賀県は、日本一の長寿県です。
そんな滋賀県の健康長寿に、今、世界が注目しています。2025年11月、滋賀県庁に、ヨーロッパから記者団が訪れました。オランダ、ベルギー、ドイツなど5か国から集まった、約20名のジャーナリスト。彼らに向けて、滋賀県の健康長寿についてのレクチャーが行われました!
世界が驚く、滋賀の健康長寿
この日はまず、滋賀県庁で、滋賀県広報課の辻課長から、滋賀の健康長寿に関するレクチャーが行われました。レクチャーでは、長年にわたって実施されてきた大規模な健康調査をはじめ、滋賀県民の生活習慣について説明が。
たとえば、日常的に体を動かす人の多さ。そして、全国的に見ても低い喫煙率や多量飲酒の割合。特別な取り組みをしているというより、「無理なく、続けられる健康的な暮らし」が、地域に根づいていることが伝えられます。
取材に訪れた記者たちも、数字とともに語られる滋賀の姿に、何度も頷いていました。




記者たちを驚かせた、滋賀の発酵文化
レクチャーの後には、滋賀ならではの食文化を体験する時間が設けられました。用意されたのは、近江の地酒と、伝統的な発酵食「鮒ずし」です。
初めて口にする鮒ずしに、外国人記者たちは少し驚きながらも、「これは、どういうときに食べるの?」「日常的に食べているものなの?」と、次々に質問を投げかけていました。
中でも一番人気だったのは、近江の地酒。おかわりをする人も出るほどで、会場では「香りが素晴らしい」「とてもまろやか」といった声があがっていました。
豊かな水と米が育む滋賀の味わいに、記者たちも強い関心を寄せていたようです。


世界が注目した、滋賀の日常
自然、食、暮らし。
その積み重ねが、滋賀の健康長寿を支えています。
特別なことをしているわけではなく、日々の暮らしの中で大切にされてきた習慣や文化。
世界の記者たちが注目したのは、そんな滋賀の“あたりまえ”でした。
その背景にある日常の価値を、これからも大切にしていきたいですね。


