
滋賀県の特産品といえば、思い浮かぶのが「近江牛」。
じつは近江牛が、日本最古のブランド牛って知ってましたか?
歴史だけでなく味・品質も、全国トップクラスの近江牛のすごさに迫ってみました。
近江牛は、神戸牛や松阪牛と並び“日本三大和牛”として知られていますが、その歴史は、他のブランド牛に比べて圧倒的に長い約400年。
江戸時代には彦根藩から将軍家へ味噌漬けにした牛肉が献上されていました。
時代の変遷とともに高級ブランド牛として全国で認知されるようになり、根強いファンの多いお肉です。
そんな近江牛の品質や美味しさを守り続けるため、今も多くの人が力を尽くしています。
毎年、滋賀食肉センターで開かれる「近江牛グランプリ枝肉共進会」もそのひとつ。県内各地の畜産農家が集まり、肥育技術や品質を競い合う、近江牛の頂上決戦です。
今年は45頭の牛が出品され、「まる亀こうし牧場」がグランドチャンピオン二連覇を果たしました。
畜産農家の皆さんが日々技術を高め合い、競い合うことで、受け継がれてきた近江牛ブランド。滋賀の誇りとして、これからも、守り育てていきたいですね。
(文・福本明子/撮影・出原敬介/動画編集・トマ ガシノ)



