
「教えて!クイックアンケート」第2回のテーマは、「洪水・土砂災害のリスク」。
梅雨や台風の時期を前に、災害への備えについて、みなさんの意識や不安を伺いました。
今回も、寄せられたご意見に対して、県からのレビューも掲載しています。
“防災”って難しそうなテーマに思えるけど、実は日々の暮らしにすごく身近なもの。
みなさんのリアルな声から、改めて見えてきた課題とヒントをご紹介します!

みなさんからの回答
みなさんのご意見
「調べたことがある」という方のご意見
●大きな災害が起きた時、予想を上回る被害とよく聞きます。今住んでいる所がハイリスクでない所でも全く安心出来る事は無いです。身を守る行動をと警報が鳴るが、実際どういう行動をどのタイミングでとったら良いかの判断がすごく難しい。高齢の家族が居ると余計にそう思う。《女性 50代/南部地域(草津市、守山市、栗東市、野洲市)》
●旧野洲川の近くですので、土地が低いと聞いています。いざとなったときに避難場所まですぐ行けるのかと言うと徒歩10分ほどかかるので避難は難しいのかもしれません。野洲川の河川敷も綺麗に整備されていますが、台風などの大雨の時には中主との境の川が氾濫します。広い範囲で洪水のリスクがあるのではないかと普段から考えています。町内は高齢化が進んでいますし、90歳を越す難聴がある父がいますが、みんなが避難をするのに困らないような環境を近くに整えてほしいと思っています。《女性 60代/南部地域(草津市、守山市、栗東市、野洲市)》
●リスクが高い地域だからといって、転居できるわけではないので、自分の地域のリスクを正しく知り、早めの避難行動につなげたいと思います。《女性 60代/東近江地域(東近江市、近江八幡市、日野町、竜王町)》
●洪水のリスクについて調べたが、どうして良いのか分からない。《男性 60代/東近江地域(東近江市、近江八幡市、日野町、竜王町)》
●危険度を調べてみると危機管理への意識が強まりました。《女性 40代/南部地域(草津市、守山市、栗東市、野洲市)》
●ハザードマップの存在を初めて知った。ニュースなどでも啓発するのが大切と思います。《女性 50代/南部地域(草津市、守山市、栗東市、野洲市)》
「興味あるが調べたことがない」という方のご意見
●土砂災害って自分とは関係ないと思ってたけど、これから雨の季節だし、調べようかなと思いました。《男性 20代/南部地域(草津市、守山市、栗東市、野洲市)》
●調べようと思いながらも後回しにしてた。《男性 30代/大津地域(大津市)》
●なんとなく大丈夫な気がしてるから調べてなかったけど、この質問をみて調べてみようと思った。どうやって調べるのがいいか、公式のおすすめを教えてほしい。《女性 30代/甲賀地域(甲賀市、湖南市)》
●今すぐ調べます!《女性50代/南部地域(草津市、守山市、栗東市、野洲市)》
「興味がない」という方のご意見
無回答
滋賀県 流域治水政策室からのレビュー

滋賀県 流域政策局
流域治水政策室
流域治水係
主事 矢野さん
アンケートへのご回答ありがとうございました。今回のアンケート結果では半数以上の方がご自宅の洪水や土砂災害のリスクを調べたことがあると回答されており、みなさんの防災意識の高さを感じました。
その一方で、リスクは把握しているが具体的な行動がわからない、高齢の家族がいるため不安であるといった回答もありました。
洪水や土砂災害のリスクは、市町から配布されている防災マップ(ハザードマップ)でご確認いただけますが、滋賀県が作成している「滋賀県防災情報マップ※1」では、洪水や土砂災害などのリスクが示された地図を拡大して表示することができるため、リスクを詳細にご確認いただくことができます。
防災マップ(ハザードマップ)や滋賀県防災情報マップで、ご自宅、職場、避難所、避難所までのルートのリスクを再度ご確認ください。
洪水や土砂災害のリスクを確認された方は、具体的な避難行動がとれるよう準備しておきましょう。
台風や豪雨で避難が必要な状況になった際には、お住まいの市町から避難情報が発令されます。避難情報には次のような警戒レベルが設定されています。
警戒レベル1:早期注意情報(気象庁が発表)
警戒レベル2:大雨・洪水注意情報(気象庁が発表)
警戒レベル3:高齢者等避難(市町が発令)
警戒レベル4:避難指示(市町が発令)
警戒レベル5:緊急安全確保(市町が発令)
警戒レベル3「高齢者等避難」が発令されたら、避難に時間がかかる高齢の方や障害のある方、避難を支援する方などは危険な場所から避難しましょう。また、土砂災害の危険性がある区域や急激な水位上昇のおそれがある河川沿いにお住まいの方も、準備が整い次第、この段階での避難が強く望まれます。
警戒レベル4「避難指示」が発令されたら、対象地域の方は必ず全員速やかに危険な場所から避難してください。
警戒レベル5「緊急安全確保」が発令されてからでは、安全な避難が難しい状況です。命が危険な状況ですので、直ちに安全な場所で命を守る行動をとってください。
予定していた避難所への避難が危険な場合には、自宅の上の階や、崖から離れた部屋に移動するなど、その場でとることができる少しでも身の安全を確保するための行動をとるようにしましょう。
詳しくは「政府広報オンライン(「警戒レベル4」で危険な場所から全員避難!5段階の「警戒レベル」を確認しましょう)」※2でご確認ください。
また、滋賀県では「滋賀県土木防災情報システム※3」でリアルタイムの河川水位情報や土砂災害リスク情報を発信していますので、こちらも併せてご覧ください。
(参考)
※1 滋賀県防災情報マップ:https://shiga-bousai.jp/dmap/top/index
※2 政府広報オンライン(「警戒レベル4」で危険な場所から全員避難!5段階の「警戒レベル」を確認しましょう)
※3 滋賀県土木防災情報システム:https://shiga-bousai.jp/index.php
いかがでしたか?
災害はいつ起こるかわかりません。だからこそ、備えや意識の“日常化”が大事だと感じさせられる結果でした。
「教えて!クイックアンケート」では、こうした“ちょっと気になること”を毎月ひとつ、みなさんと一緒に考えていきます。
暮らしに寄り添う広報として、これからも続けていきますので、ぜひご参加ください!
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